GROWTH 成長に合わせたお口のケア
GROWTH
こどもの成長と
お口のケアについて
こどもは成長が著しく、お口の中の状態も年齢によって異なります。乳歯だけの時期もあれば、永久歯が混在する時期もあります。そして、乳歯がすべて抜けて永久歯が生えそろうようにもなります。また、年齢によって歯列に影響する癖が異なったり、食習慣にも違いが出たりするため、お口のケアをする方法はお子さまの成長時期に合わせて計画することが大切です。
CARE 01 0~2歳児のお口のケア
こどもは生まれてから6~7ヵ月くらいで乳歯が生えはじめ、3歳6ヵ月くらいまでには20本の乳歯がすべて生えてきます。このころの乳歯は歯の質が軟らかいため、虫歯になりやすいといえます。
この時期に気をつけたいのは、よく噛む習慣をつけることです。しっかり噛むことで唾液が分泌され、消化を促したりお口の汚れを洗い流したりできます。成長していく過程でしっかり噛むことが大切なので、小さいうちから習慣づけましょう。
CARE 02 3~5歳児のお口のケア
3歳を過ぎると乳歯が生えそろいます。その後も歯質が強くなってくると奥歯でしっかり噛めるようになり、硬いものも食べられるようになります。硬いものなどを食べるときは唇を閉じ、左右の歯を均等に使って噛んでください。このときに背筋を伸ばすことにも気をつけます。
間食の際は、甘いお菓子だったり回数が多かったりすると虫歯のリスクが高まるので、時間を決めて1回だけにするなど工夫しましょう。また、歯磨きにも慣れさせながら保護者の方が丁寧に仕上げ磨きをしてあげることも大切です。
CARE 03 6~12歳児のお口のケア
6歳以降は乳歯が抜けていき、だんだんと永久歯が生えてきます。乳歯と永久歯が混在する時期を「混合歯列期」といい、12歳ごろまでには永久歯が生えそろいます。
乳歯でよく噛むことは、次に生えてくる永久歯のためにも大切な役割となります。成長に必要な栄養を効率よく吸収するだけでなく、脳の発達にも良い影響があるといわれています。また、正しく発音することにもつながります。
小学生のころは全身が成長する時期でもあるので、しっかり噛んであごの成長を促すことも大切です。